2014/04/09Windows XPサポート終了。
この記事は2014/02/02に公開され2014/02/03に更新、563回読まれました。
2014/02/03 技術ノート
今年最大の話題(?)と言えばこれですが、意外なほど数多く、対応されていないお客様がいらっしゃいます。
サポート終了とは?
「使うことができなくなります」という意味ではありません。「今後バグやセキュリティホールが見つかっても、もう知らないよ」ということです。
セキュリティホールはたくさんありますので(困ったものです)、攻撃された場合に対処できなくなります。
「アンチウイルスソフトが入っているから大丈夫!」というのは誤解です。そもそも防御対象が違います。古いソフトで新しい脅威に対抗することはできないのです。
PC入替に何が障害か?
XPで使用していたPCは、最新のWindows 8.1を入れ直して使用するには力不足のことが多いため、買い換えになります。1台なら「仕方ないなあ」となるところですが、たとえ数人のオフィスでも人数分のPCとなるとけっこうな出費です。これが第一の障害です。
次に、業務用ソフトの問題があります。XPでしか動作確認できていないソフト。基本ソフトがXP用で終わってしまっているソフト。この移行にはたいへんな時間と費用がかかります。
そして通常使うメールやブラウザの設定、アドレス帳や「お気に入り」の移行。慣れていないとたいへんなものです。Windows 8.1ではOutlook Expressが入っていないため、Live Mail等のメーラーをインストールしなければならないのも手間です。
どんな問題が発生するでしょう?
「ネットに接続しないから大丈夫!」と言っても、外部からのデータをまったく受け取らないで作業することは現実的ではありません。
OSの破壊等であれば問題は軽微ですが、データの流出・消失等が発生した場合、真っ青になることでしょう。
「データは常にバックアップしている!」という場合でも、そのようなことが起きないにこしたことはありません。
単純導入1台1万円。
アカウントの設定、メール・ブラウザの設定、アンチウイルスの導入、ネットへの接続、過去データの移行(メール・お気に入り)を、1台1万円程度で承ります。
場所によっては出張費が発生します。アプリケーションのインストールは、数と内容によって追加料金がかかります。
業務用ソフトへの対応。
過去、データベース系の業務用ソフトではクライアントにも専用ソフトを使い、その上でカスタマイズしたアプリケーションを走らせることが多くありました。オラクル、ファイルメーカー等、覚えのある方はいらっしゃいませんか?
現在はバックエンドにSQLを使用し、ブラウザをクライアントとすることがおおくなにっています。
ホームページ作成の技術を流用でき、開発コストも下がっています。
既存業務用ソフトから、このようなSQLサーバ+ブラウザスタイルに移行することも承ります。今から間に合わせるのはかなりきつそうですが・・・。
コメントする