SNS等の各種広告について。
2023年05月14日
フィッシングメールは「メール」というメディアで送られてきますが、それ以上に目に触れる機会の多いSNS等の各種広告について警告します。
- ホームページ。最も多いのはYahoo!トップページに貼られているものかもしれません。
- SNS。facebook、Twitter、Instagramが代表的ですね。いずれも記事と並列に出てくるため、一見してそれ(広告)と分からない場合もあります。
- 無料マンガ。一時期のスマホゲームのようにテレビCMも増え、少々異常とも言える状態です。「続きを読むには広告をご覧ください」というパターンが多く見られます。
- スマホゲーム。「あと3回/機増やすには広告を見て」というパターンです。
代表的なのは以上ですが、いずれも名の知れた企業が展開していますね。サイトの運営者は有名企業でも、そこに掲載される広告を信じてはいけません。具体的にはfacebookの物販などまともな物が届くことはまずありません(0とは言いませんが)。
「パッと見で『いいな!』と思って買う」
は、ネット広告で絶対にやってはいけません。
被害としては
- 商品が届かない。
- 広告とは異なる粗悪な商品が届く。
- 購入手続き時の情報を抜かれる。最悪、カード情報を悪用される。
等です。
悪質広告の見分け方としては
- ありえない技術・性能をアピールしている。「飲むだけで3日で20Kg痩せる(死にます)」「履くだけでヒップアップ」「電気代が50%浮く」等々。
- ありえない価格。「8TBのポータブルSSDが2980円!」「ポケットwifiが50%OFF、さらに月額使用料無料!(どこの電波を使うんだ?)」等々。
- 「本日限り!」「あと2時間!」などと、やたらと急かす。
- 特商法表記が無い。
- 会社概要が無い。
- 問い合わせ窓口の表記、フォームメール等が無い。
- 会社が国外。
- サイトURLが無意味な文字列。
- 日本語がおかしい。誤字が多い。文字化けがある。
- 異常にしつこく表示される。
- ほんの少しでも違和感のある表記がある。
真っ当な企業/団体も上記メディアに広告を出している場合がありますが、媒体選択の失敗としか言い様がないですね。
GAFAも一時の栄光が過ぎて苦しいのだと思いますが、広告審査について甘すぎるのではないでしょうか?テレビCMでは出稿企業が悪事を働いてテレビ局がその賠償を行ったという事例はついぞ知りませんが、そもそも緩い審査で広告掲載している媒体運営者への精細について法整備すべきではないかと思います。
SNS広告については無視するのが一番ですが、どうしても希望の商品があった場合はしつこいほどに調べ、なるべく他者にも意見を聞くようにしてください。
この記事は2023/05/14に公開され、28 views読まれました。