Gmailで外部メールアカウントをPOP受信設定している場合、2025年12月中に変更を。
2025年12月09日
- Gmailアプリを使っている。
- XServer等で作ったメールアカウントを、GmailでPOP受信するように設定している。
PC・Mac・スマホにはそれぞれメーラー(メールアプリ)が用意されていますが、Gmailの強力な迷惑メール判定機能を使いたくて上記のような設定をしている方は多いかと思います。
これができなくなります!
[他のアカウントのメールを確認] の変更について
- Gmail では、POP を使用してサードパーティ アカウントのメールを確認する機能がサポートされなくなります。
- パソコン版 Gmail で [他のアカウントのメールを確認] オプションをご利用いただけなくなります。
正確な情報はこちらをご覧ください。
https://support.google.com/mail/answer/16604719
会社で使う端末にそれぞれ設定してあるような場合(案外とたくさんの話を聞きます)、設定も一仕事ですが、ユーザーが使い慣れるのに時間がかかります。
対策
一番の対策は、一般的なメーラーを新規設定することです。多分に偏った見解かもしれませんが、以下がお勧めです。
- Windowsの場合、メーラーはThunderbirdをお勧めします。動作も安定し、ほぼ全てのプラットフォームで使えます。一時期はバグが多かったり継続性に疑問がありましたが、現在は安定しています。
- Outlookは独特のクセがあり、新規導入の場合にはお勧めしません。
- Macの場合は標準のメーラーかThunderbirdをお勧めします。標準メーラーは迷惑メールフィルターはお世辞にも優秀とは言えません。しかし使いやすいです。
- 受信プロトコルはPOP3をお勧めします。IMAP全盛ですが、IMAPはサーバ容量が無制限の場合にのみメリットを享受できます。「どこでも閲覧できる」ことは、POP3でも「サーバから削除」を数日後(7日間程度)に設定しておけば可能です。
- メールサーバ変更の場合、IMAPではメールサーバにFTP接続できないと実質的に古いメールを捨てざるを得ません。
- IMAPをお勧めしない理由は、バックアップとサーバ移転時の手間です。今後数十年間、メールを使うことを考えるとメールサーバを変更することもあり得ます。その際に数ギガ〜数十ギガバイトも溜まったメールの移動手間は想像を絶します。
以上、偏見だらけの対策ですが、私はこの方法で30年近く前のメールまで容易にアクセスできる環境を整えています。
回避策
使用中の外部メールアカウントで「転送設定」ができれば、全てのメールをGmailアカウントに転送するという回避策もあります。
- Gmailアカウント(aaa@gmail.com)がある。
- 外部メールアカウント(bbb@hogehoge.com)があり、メールサーバの設定にアクセスできる。
- bbb@hogehoge.comをaaa@gmail.comに転送する。
- ふだんはGmailアプリまたはブラウザ版Gmailでaaa@gmail.comを閲覧する。
- 返信はaaa@gmail.comですることになるはず?
いずれにしても別のメーラーにbbb@hogehoge.comの設定をしておくことが前提の回避策ですが、多少は役に立つかもしれません。
もう時間がありません。お早めに対処ください。
この記事は2025/12/09に公開され、0 views読まれました。










