Affinity DesignerでAdobe代替、まだできず。
2025年12月14日
Adobeの年間利用金が大幅値上げとあって、本気でAffintyへの乗り換えを計画していましたが、そんな時に「縦書き100ページ」の印刷の仕事が入ってきました。
原稿はWordで、ある程度レイアウトも進められていたのですが、細かいところに手が届かず、弊社での請負となりました。そもそもDTPで縦書きの仕事は鬼門です。英語圏では縦書きがありませんから、日本独自仕様への対応は遅れがちなのですよね。
今回は写真の挿入もあり、とにかく手間がかかります。Wordの「なんちゃってレイアウト」で乗り切れるレベルではありません。そもそもWordでのレイアウトは作成環境・閲覧環境が異なれば容易に破綻します。文字・段落ズレは当然。写真が入ればなおさらです。
「大急ぎ!」ということもあり(100ページ・写真60点を3日ほどで)、慣れたIllustratorで作成しました。ページ物ですからInDesignも候補ですが、昔は標準であったQuarkXPressに比べると使い勝手がいまいちです。
そして組み上げたのがこちら。

校正が終わってから写真を入れます。
- 不正文字のチェックと修正。
- 2桁数字の縦中横処理。
- 太字の適用。
PDFを出力して、これで校正に投げました。
待ちの間に上記データ(.ai形式)をそのままAffinity Designerで開いてみました。

げ。
調べてみるとAffinity Designerはまだ縦書きに未対応だそうです。
Adobeを止めるには、最低でも以下の代替が必要です。
Illustrator
Affinity Designerが候補。しかし今回、縦書き未対応が判明。名刺デザインデータは政治用に開けたし、イラスト系は案外と使いやすかったのですが。
Photoshop
Affinity Photoが候補。「背景」レイヤーへの書き込みにクセがある、フィルターが使いにくい等の問題あるが、致命的ではない。
Lightroom
フリーのdarktableが候補。iPhoneで撮ったApple RAWを扱えないという致命的な問題あり。iPhoneでRAW撮影しないか、Adobe DNG Converterで下処理をするかの二択です。動作が遅いのも気になるところ。
Dreamweaver
テーブル作成にしか使っていません。
しかしビジュアルエディタでテーブルを作成できるアプリって、意外と無いのですよね。
その他
動画系はほぼ使わないので不要です。iPadで使えるフレスコは完全無料なので心配無し。Adobe Cloudはそもそも利用していません。
実質的にIllustratorとLightroomのためにAdobeを止められません。もろもろ経費増なのでなんとかしたいところですが、時期尚早なようです。
この記事は2025/12/14に公開され、0 views読まれました。











