Adobe「Creative Cloud 同期済みファイルの提供終了」の対策。
2023年12月24日
2023年9月23日、Adobeから「2024年2月1日をもってCreative Cloud 同期済みファイルの提供を終了する」と案内がありました。
https://helpx.adobe.com/jp/creative-cloud/kb/eol-creative-cloud-synced-files.html
iPad・iPhoneのAdobe CC、FrescoやPhotoshopとMac・PCを連携して使っている方には不安な案内ですね。
iPad・iPhoneのAdobe CCアプリのデータはCreative Cloud(サーバ)に保存されます。書き出し機能ではiCloud Drive・Dropbox・ローカルフォルダ等を選ぶことができますが、単に「保存」すると保存場所について聞かれずにCreative Cloudに保存されてしまいます。
そのCreative Cloudが同期されない???不安ばかりが募る案内ですね。
- MacやPCから「Creative Cloud」というフォルダにアクセスできなくなる。
- クラウド上のCreative CloudとMacのCreative Cloudフォルダは同期されているが、これは停止される。
- クラウド上のCreative Cloudにあるファイルは削除される。
ということのようです。
Creative Cloudに保存されているAdobe CCで作成されたファイル(_クラウドドキュメント.webloc)には、現在もMac・PCから直接アクセスすることができません。
- ブラウザで開き、ダウンロードして編集する。
- Mac・PCのAdobe CCアプリで「クラウドドキュメントを開く」で開く。
上図はMacのPhotoshopでクラウドドキュメントを開いています。クラウドドキュメントを表す「.psdc」という拡張子になっています。編集後は、単に保存すればCreative Cloudに上書き保存されます。
では何が変わるのでしょう?
- MacやPCからフォルダとして使えたCreative Cloudのスペースは無くなる。
ということですね。
「Creative Cloud(サーバ)はAdobe CCのデータしか置けませんよ」ということのようです。
100GBというかなり大きな領域をサービスしていましたが、Adobe CCのデータ以外にクラウドストレージとして使う人が多く、Adobeの想定以上にサーバ容量が圧迫されたのではないか?と想像しています。
Adobe CCアプリを使うだけならば、これまでと変わることはないので心配なさそうです。
2024年2月1日以降に動作検証します。
この記事は2023/12/24に公開され2024/01/21に更新、1,892 views読まれました。