AIバブル他、気になること。
2026年01月15日
生成AIって
IT大手各社とも「独自AI開発に乗り遅れじ!」と協奏曲を繰り広げていますね。曰く「AIに仕事を奪われる」等、AI技術の発展にケチをつける気は全くありませんが…。
そもそも現在の生成AIは「集合知」と呼ばれるもので、高度な推論や全く新しい発想とは無縁と思われます。「ゴール/目的」を設定してやらなければなりません。「帝国」の「ライガー1/カール・ダームIV世」とは違うのです。
まあそれはともかく。
OpenAIがChatGPTで先陣を切って以来、GoogleのGemini、XのGrock、MicrosoftのCopilot(フロントエンド)画像生成系のMidjourney, Stable DiffusionやNano Banana、さらには動画生成などAI開発競争真っ盛りです。AppleがSiriの進化に手間取り、ついにはSiriのエンジンとしてGeminiを採用(2026年1月発表)したのとは隔世の感がありますね。
しかしここまで一気に各社が開発・発表・世に広めたというのは、とっくの昔に開発が進んでいたということでしょう。このタイミングで何かのブレイクスルーがあったこととは思いますが、あまりに急激過ぎて気持ち悪いですね?
AIバブル
生成AIには大きな問題があります。間違えるとか、学習ソースによっては嘘の情報も混じってしまうとかそういう問題ではなく。
- 集合知ですので、超巨大なストレージが必要です。
- リアルタイムに応答するために超高速なCPUが必要です。
- 同時に多数の処理を行うために超大容量のメモリが必要です。
- 画像生成、処理等、ただでさえ広大なメモリ空間を必要とする処理を行います。
- ひいては大量の電力を喰います。
要は、巨大な環境負荷・エンドユーザーに負担を強いるデバイス確保をしないと運用できないってことですね。後発組は、生成AIの開発を進めながらも上記問題を重大視して出さなかったのではないか?と。それがOpenAIの先行で「遅れてはならじ!」と一斉に雪崩をうったのではないでしょうか?
弊社としては以下のように利用しています。
- タイトル画像はAIで生成しました。「あえて使ったみた」というレベルです。
- 仕事のイラストや写真に生成AIを使ったことはありません。まだ、魅力的なものができるという手応えを感じていません。
- PHPやJavaScriptのコード生成の手助けとして利用しています。無条件にそのまま使えるコードは未だに出力できていません。
- 写真の不要物除去はなかなか優秀です。
- 印刷品質の写真切り抜きは、手作業が優れていると思います。
- 検索をすれば指定しなくてもAI要約が表示されます。
今のところ「生成AIが無くても全く困らない」という印象です。
現在、生成AIのおかげでデータセンターが乱立し、エンドユーザー用のメモリ価格が高騰。少し前の6倍にも跳ね上がったと言われています。マウスコンピュータは年末年始の受注を一時停止しましたね。それほどまでに価格高騰、さらには物が手に入らない状況になっています。エンドユーザーが上等なPCやスマホ等のデバイスを使えないようにしてまで「どのように使うかを考えなければいけないAI技術」が先行している状況は、まさにAIバブルと呼ぶにふさわしくありませんか?
MicrosoftやAdobeの収益戦略
その他各社とも追従しているものと思いますが。
MicrosoftならOneDrive。AdobeはCreativeCloud Proに見られるAI統合による価格アップ。どちらも囲い込みによるサブスク収益です。
OneDriveの場合はまだ「使わない」という選択肢が残されていますが、かなり強硬に「OneDriveを設定しないと使えない機能」を勧めてきます。Windows10の延長サポートもOneDriveの利用が条件ですね。設定後、すぐにオフ→削除しましたが。
Adobeはデザイン業界の絶対覇者として好き勝手に料金設定している感が拭えません。弊社は1月が更新時期でしたので、ProからStandardに変更しました。
AdobeにはAffinityが無料化して対抗しています。しかし使い勝手の面でなかなかAdobeから乗り換えるのは大変でしょう。決定的なのはLightroomに相当するアプリが無いことと、ベクターグラフィックスで縦書きが使えないことです。AppleもApple Creator Studioを発表しましたが、やはり縦書きには対応していません。
また写真.appもLightroomと比較できるレベルの機能はありません。
そろそろ「Windowsでなければ」「Adobeでなければ」「しかたない」という状態は打破しなければなりません。
Linuxでなるべく無料のアプリを使って環境構築を試していますが、今のところ以下の問題があります。
- Illustratorのような縦書き対応レイアウトができない。
- Lightroomに相当するアプリが無い。DarkTableはApple RAWに対応していない。
うーん、Adobe強いなあ。
企業サイトのSNS依存
最近よく目につくのが「新店舗の案内がInstagramのみ」というものです。
最初のうちは良いかもしれません。ターゲットさえ当たれば、無料または少しの宣伝費で一気に拡散します。しかし悲惨なのは半年後(1年後?)です。
住所、営業時間、連絡方法、メニュー等の変更、そもそも「どんな店か?」が、いくら見ても分からなくなっているページが多く見られます。SNSは店舗宣伝のサポートとしては強力ですが、依存すべきものではありません。ある日突然BANされたり、サービス自体が停止したりということもあり得ます。
- 広告付き無料のサーバはたくさんあります。
- WordPressが使える月額253円〜の格安サーバもあります。https://www.star.ne.jp/
- できればドメインだけは独自ドメインしておくと、継続性が俄然高まります。
格安サーバでWordpressのデフォルトテーマを使ってでも、自社で完全にコントロールできるサイトを持つことを強くお勧めします。
AI・サブスク・SNSバブルははじけるか?
これ以上ユーザーへの負担が大きくなると、はじけると思います。
「みんなAI使わなきゃって言ってたの、アレは何だったのかね?」
「社長が『カタログはAIに作らせろ!』とか言ってたけど、当然無理だったね」
「サブスクで月額3万円払っていたけど、結局みんな止めちゃった」
「毎日3つ(X・Instagram・TikTok)に投稿していたけど、今はXだけだよ」
「Googleは検索結果でAI要約を出していたけれど、最近見ないね?」
「うちのブログ、AI学習botをブロックしたよ」「私もだよ」
「一般向けメモリ製造を止めてデータセンター向け高性能メモリに絞った◎◎、帰ってきたね」
このように市場が落ち着くのは2027年になってからでしょうか?
ところで株価も過去最高値54000円を指しました。「株価が上がっているから株価が高くなっている」。好感材料はほぼ無いと言えるのにこの状況はバブルならずして何でしょう。ちょっと恐ろしいですね。皆が狂想曲に酔いしれている時こそ、地に足を着けた対応を心がけたいと思います。
この記事は2026/01/15に公開され2026/01/16に更新、1 views読まれました。








